キッカーのやり方とは?スノボのキッカーのコツについて

スノボのキッカーを滑るときのコツにはどのようなものがるのでしょうか。

キッカーの名称、飛ぶ位置や着地地点をしっかり把握しましょう。着地してはいけない場所とは?

キッカーで飛ぶときには、まずこのような事ができてから挑戦するといいでしょう。ある程度、自信をつけてから挑みましょう。スノボのキッカーのコツを紹介します。

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スノボのキッカーはまず把握するのがコツ

スノボでキッカーデビューしたい場合には、キッカーをよく把握する必要があります。

キッカーで失敗しないで飛べるようになるコツをつかむためにはキッカーを把握することが不可欠です。

キッカーは滑り始めて勢いをつけるアプローチ部分と飛び出すために角度をつけるトランジション、飛び出す部分の角であるリップ、飛び越すべき部分であるテーブル、着地するために衝撃を緩和する傾斜のあるランディング部分で構成されています。
キッカーは作り型によってそれぞれの長さや傾斜、形が異なり難易度にも差があります。初めてキッカーを使用する場合には、初心者向けの難易度の低いキッカーを選びましょう。

キッカーの形には次の3つがあり、初心者におすすめなのはテーブルトップのキッカーです。

  • テーブルトップ
    リップとランディングの始まりが同じ高さなので飛び出しと着地の高さがほぼ同じになります。そのため着地時の衝撃が少なくなるので初心者にも優しい作りとなっています。
  • ステップダウン
    ランディングよりもリップの位置が高いので飛び出し位置よりも着地する位置が低くなる。高低差が大きくなる程着地時の衝撃が強くなります。
  • ステップアップ
    ランディングの位置がリップよりも高い位置にある。着地時の衝撃は少なくなるのですが、テーブルを飛び越しきれずにテーブルからランディングに続く角に落ちると衝撃が大きくなります。確実にテーブルを飛び越してランディングに着地することが大切です。

キッカーのコツは飛ぶ位置と着地を見極める事

キッカーを上手に使用するコツは飛ぶ位置と着地する地点を見極めることです。
最適な飛ぶ位置と着地する位置を見極めたらあとはその通りに飛べるように実践するのみです。
アプローチから滑り始めて加速したらリップの角から飛び出る直前で身体を持ち上げるようにして飛びます。
そうしてテーブルを確実に飛び越えてからランディングのできるだけ手前側に着地します。ランディングの手前に着地すると最も衝撃が少なくなります。
ただ、飛距離が足りなくてテーブルに落ちると衝撃が格段に大きくなり怪我の危険性が増します。飛距離が足りないよりはテーブルとの角から遠ざかってもランディングに着地できるように心がけましょう。

スノボのキッカーを飛ぶときのコツ

スノボでキッカーを上手に飛ぶためのコツは、飛ぶ前にキッカーの形と飛んでいる人をよく観察することです。

飛ぶ前にキッカーの形をよく観察する。

自分が飛ぶキッカーの形が3つのタイプのどれに当たるのかを調べます。初心者に適しているテーブルトップであれば安心でしょう。そうしてテーブルの長さが自分に飛び越えられる長さであるのかを考察します。キッカーの雪の状態を確認するのも大切です。気温が高くて溶けて柔らかくなっていたり穴ができていると思い通りに飛んだり着地することができず怪我に繋がる場合もあります。

キッカーを飛んでいる人をよく観察する。

アプローチでどの位置から滑り始めるとどのくらい加速し、どのくらいの飛距離が出るのかをよく観察して把握します。着地の様子を見てどのくらいの衝撃があるのかも推察しましょう。そうしてそのキッカーを自分の技術で飛ぶことが可能かどうかを見極めます。自分には難しいと思われた場合には無理をしないで見送るという決断も大切です。

スノボのキッカーを飛ぶ時の姿勢

スノボのキッカーを飛ぶ時には姿勢が重要です。
初心者のうちは力みすぎずに自然な飛び出しを心がけましょう。

上半身には力を入れずに肩や頭から引き上げるような感覚で身体を持ち上げます。
膝は軽く折って上方に弾むような感覚で伸ばし飛び上がります。
準備体操で状態を脱力させて腕の力を抜き、飛ぶというよりも弾むようなイメージで飛びましょう。

ウォーミングアップで短いジャンプを繰り返す時のようにリラックスして飛ぶように心がけましょう。
そうすると力みがないので姿勢がよくなり見た目にもきれいなジャンプになります。

キッカーを滑るときには必ずコレを守りましょう

キッカーを飛んで怪我をする事故が毎年多数発生します。
キッカーで怪我をしたり他人を巻き込まないために守るべき事柄があります。

キッカーに人がいないことをしっかりと確認する。

キッカーに人が居ないことを確認してから滑り始める事はキッカーを使用する人にとっての鉄則です。キッカーは高低差があり窪みに人が隠れている場合もあります。順番待ちをしている間には前の人の滑りをよく見て確実にコースから出た事を確認してから滑り始めましょう。

横入りは禁物です。

スノボをできるシーズンは限られています。その限られたシーズンでキッカーを使用できる期間は更に短くなります。限られた貴重な時間なので気持ち先走りがちですが、横入りはしないように気をつけましょう。思わぬトラブルに発展する可能性もあります。

前の人の滑りをよく見る。

キッカーの状態は時間ごとに変化します。気温が高くて固められていた雪が緩んだり、激しく転んだ人がいて窪みができたりと、同じ日でも前回に飛んだ時と状態が異なっている場合があります。前の人の滑りをよく見ているとキッカーの状態を確認することにも繋がり、自分のジャンプに生かすことができるでしょう。

力不足と感じたときは見送ることも大切です。

キッカーを前にして自分の力不足を感じて不安が強い場合には飛ぶのを見送るという判断も大切です。

「注意一秒怪我一生」無理をして怪我をしてから後悔するようなことにならないように飛ばない決断も大切です。