「ダンス」とひとことで言っても、そのジャンルやスタイルにはさまざまな種類があります。
動きやリズムが激しいものからスローでゆっくりしているもの、個人や集団で踊るものもあれば、決まったパートナーと踊るものもあります。
そんなさまざまなダンスのジャンルやスタイルを知ることで、自分のダンス表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
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ダンスのジャンルには格好良いスタイルはコレ
美しさを重視したものから力強さをアピールするものなど、地球上のすべてのダンスの名前を挙げようとしても、即座に全部の種類を言える人はいないのではないでしょうか。
ここではそこまで細分化したダンス名を紹介することは出来ませんので、代表的なものをいくつかご紹介させていただきます。
まず、最初は見た目の格好良さで人気のあるダンススタイルをご紹介いたします。
- ヒップホップ
ヒップホップの発祥はアメリカの移民たちからです。
黒人が中心となって生まれたと思われがちですが、ヒスパニック系やカリブ系などさまざまな民族のリズムや音楽が融合して出来たものです。
ヒップホップとは本来音楽の事を指しますが、それに合わせて踊るダンスもヒップホップと呼ばれるようになりました。 - ブレイクダンス
ブレイクダンスの「ブレイク」という言葉の意味は、曲の間奏を表す「ブレイク」と、さらにそのフレーズを繰り返し繋げる「ブレイクビーツ」から来ています。
ダンスの振り付けの中で片手で逆立ちをしたり、背中でくるくる回ったりなど、派手な大技の多いダンスですが、実は歴史としてはブレイクダンスのほうが先で、ここから派生したものがヒップホップダンスなのです。 - ロックダンス
ロックダンスは、音楽のロックから来ていると思われますが、実は鍵の「ロック」から来ている言葉なのです。
特徴としては、ダンスの合間に鍵をかけたように動きをストップさせたり、パントマイムのようにスローな動きや激しい動きを自在に操るダンスです。
全身の筋肉のコントロールが肝となるこのダンスは、一流になるには相当の鍛錬が必要となります。
まだまだ他にも格好良いダンスはありますが、代表的なものを紹介させていただきました。
ダンスのジャンルの中でも基礎のスタイルといえば、バレエ
ダンスのジャンルを語る上では欠かすことの出来ないものといえば「バレエ」です。
その歴史は古く、その起源となるものはルネッサンス期からで、さらに形になったのは今から500年近く前にもなります。
そのように古い歴史を持つバレエは、すべてのダンスの基礎ともいえます。
ただし、遊園地やテーマパークで踊るダンスの多くはジャズダンスが主となっており、ジャズダンスはバレエを基本として、アレンジするものですので、テーマパークのダンサーを目指す人であれば、バレエを習っておくと大いに役立ちます。
特にバレエは動きや表現の美しさを重視するダンスですので、ヒップホップとは対極にいると言っても良いものと言えます。
ですので、バレエダンサーに「ヒップホップを踊って」とお願いしても上手く出来ない人がほとんどで、逆にヒップホップのダンサーに「バレエを踊って」と言っても、お互いに筋肉の使い方や柔軟性が異なるので、即座に踊ることは不可能に近いと言えます。
パートナーと踊る社交ダンスもおすすめのジャンルスタイルです
ヒップホップやバレエはパートナーや仲間と一緒に踊ることもありますが、単独で踊る事も可能です。
ダンスのジャンルの中には一人では踊ることの出来ないスタイルもあります。
それは「社交ダンス」です。
社交ダンスと言えば、華やかな衣装を着た男性と女性のペアが優雅なワルツのリズムで踊るイメージもあると思いますが、それだけではなくタンゴやルンバ、チャチャチャなど、ワルツよりもリズミカルに踊るものもあります。
大会も数多く開催されていますので、上達して優勝を目指してみてはいかがでしょうか。
日本にだって昔から伝わるダンスがあります
ここまで、外国が発祥のダンスを紹介してきましたが、日本にだって昔から伝わるダンスがあります。
その日本独自のダンスをご紹介します。
日本舞踊
日本の踊りといえば、日本舞踊ですね。
その歴史は400年前からあると言われ、バレエと同じとまではいかないものの、負けないくらい深い歴史のあるものです。
これを基礎として能楽や歌舞伎などが生まれています。
激しい動きが少ないのでバレエよりも簡単に思われることもありますが、ゆったりとした動きをよどみなく行うのはとても難しく、日々の鍛錬と地道な努力を必要とします。
神楽
日本舞踊や歌舞伎と似ているようで一線を画しているものが「神楽」です。
神楽は一言でいうなら、「神様に捧げる踊り」を指します。
その起源は岩屋に隠れた天照大神が出て来るように踊ったものが最初と言われていますので、その歴史の古さは断トツと言えるかも知れません。
神楽には踊り方や服装などには決まりがありません。
それは日本には八百万の神々がいますので、その神社いる神様が好む踊りや衣装があるからです。
さまざまな神社のお祭などで神楽は踊り継がれていますので、興味のある方はお祭りの日に合わせて出向いてみるのも良いでしょう。
盆踊り
日本舞踊や神楽よりもぐっと庶民派な踊りとなると、「盆踊り」があります。
盆踊りの元々の起源は念仏に合わせて踊る「念仏踊り」から始まっていて、それが少しずつ形を変えて、お盆に帰ってきた先祖の霊を再びあの世へ送り出す行事として行われているのです。
ですので、神楽が神様のための踊りなら、盆踊りは亡くなった家族やご先祖様のための踊りだといえます。
もし、夏の盆踊りに参加することがあれば、そういったことも思い出しながら踊ると良いでしょう。
日本は外国と比べてダンスの技術や歴史が浅いように思う人もいるかも知れませんが、決して引けを取らない素晴らしいものを持っているのです。
ダンスが上手くなりたいなら、こんなことをやってみよう
ダンスにはさまざまなジャンルやスタイルがありますが、どんなダンスの場合でも上手くなりたいなら、こんなことをやってみましょう。
練習
これは、間違いなく一番大切なことです。
どんな一流ダンサーも練習なくしては上達することはありません。
よほどの理由がない限りは、最低でも30分など、短時間でも良いので時間を設けたり、柔軟体操だけでも行うなど、出来るだけ毎日練習したり、筋肉を動すようにしましょう。
第三者目線で見る
ダンスをする人たちは、鏡や大きなガラスに写したり、スマホやデジカメで撮影するなどどして練習をします。
この時に、ただ自分の動きが正しいかどうかだけではなく、自分が観客として見た時に、「その動きが本当に格好いいのか」、または「他の人にきちんと合わせられているのか」などを意識して見るのです。
そうすることで、自分のダンスの精度を上げることが出来ます。
他の人を観察する
ダンスを少しでも早く上達させようと思ったら、自分自身の練習でいっぱいいっぱいになり、他のダンスが上手な人を見ると気持ちが落ち込んでしまうから見ないようにするという人もいるでしょう。
しかし、他の人のダンスを見ることで、自分への参考になったり、反省点としても活かすことが出来ます。
ダンスを踊るだけではなく、見るのが好きな人は、さまざまなダンスのジャンルを学んでみると良いでしょう。