スノボのキッカーとはどのような場所なのでしょうか?ボードが上達するうちに、ジャンプをしてみたいと思う人は多いのではないでしょうか?
スノボの初級者から中級者、上級者になっていくうちにキッカーに興味がでてくる気持ち、わかります。
しかし、そこはこのような準備をしていかないと痛い目をみてしまうかもしれません。キッカーに入る前にチェックしておきたい事を紹介します。
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スノボのキッカーとは人工のジャンプ台
小学2年生の息子がスキー教室でスキーを習っていますが、3年生以上の子供達の多くはスキーからスノボへ移行しているようです。
幼児や一年生頃からスキーを始め、スキーがある程度滑れるようになったらスノボを練習する子供達が多いようです。
今やスノボはスキーに並ぶ定番のウィンタースポーツ。
キッカーとはテレビなどでスノボの競技を見ているとジャンプをしたり回転をしている様子を見たことがある方は多いと思いますが、そのようなアトラクションを行うためのジャンプ台です。
スキーのジャンプ台は急な坂を滑降してジャンプするように作られた単純な形ですが、スノボのキッカーはちょと複雑な形をしています。
スノボのキッカーの種類とは
スノボのキッカー
- 滑り始める下り勾配の坂(アプローチ)
- そこから繋がる上り勾配の部分(トランジジョン)
- ジャンプするための飛び出し部分(リップ)
- 滑空している間に飛び越える平らな部分(テーブル)
- その後に続く着地部分の下り勾配(ランディング)
これらから構成されます。
キッカーのアプローチはジャンプするための助走部分
ある程度の長さがあるとスピードをつけやすくなります。スタート地点が決まっている場合もありますが、自分の滑りに合わせて調節しましょう。飛ぶ前にどの位置からスタートするとどの程度のスピードが出るのか、滑っている人達の様子を見て感覚を掴みましょう。
アプローチから繋がるトランジジョン、弧になった部分をRと呼びます
Rの角度が緩いと前方向へ飛び出すので容易にジャンプすることができます。Rの角度が急だと上方向へ飛び出すので、ジャンプを制御するのが難しくなります。Rの角度をよく観察して自分の実力を考慮して滑るかどうかを判断しましょう。
Rが緩いとリップがねている状態で比較的安全に飛ぶことができます
Rがきついとリップが立っている状態となり上方向へ飛び出すので制御力が要されます。
テーブルからランディングへ落ちる部分の角をデコと呼びます
テーブルは平らな部分で、通常は飛び越える部分です。
ランディングは短いと着地部分が限定されるので難易度が高くなります
初心者のうちはランディングが長いキッカーを選ぶと良いでしょう。
キッカーはおうとつが激しいので滑っている人がすっぽりと見えなくなる場合があります。
並んでいる間に前の人の動きを見て、必ずキッカーから退出したのを確認してからスタートしましょう。
スノボのキッカーで着地してはいけない場所とは
キッカーではテーブルやデコに着地すると非常に衝撃が大きくなってしまいます。
ジャンプの高さや勢いがあるほどに着地の衝撃は強くなるもので、ランディングは下り勾配になっているので着地時の衝撃が逃げて和らぐようになっています。
しかし、ランディングまで届かずにテーブルやデコに着地するとランディングに着地した時とは比較にならないくらい強い衝撃があり、怪我をしてしまう可能性も高くなります。
まずはキッカーをよく観察することが大切
既に滑っている人の様子を見て、アプローチで出る速度とジャンプの飛び出しの角度、スピード、着地地点を見て自分の実力ではどうなるのかをよく考えましょう。
スノボのキッカーを楽しむならゲレンデで練習しましょう
キッカーに入る前には充分にゲレンデで軽いジャンプの練習をしておきましょう。
キッカーを使用する前はキッカーをそのまま滑ってみましょう
いきなりジャンプはしません。そのまま滑ることでキッカー全体の形を把握することができます。
キッカーの整備は行き届いていない場合があります。天候や温度は常に一定ではないので、荒れていたり軟らかくなっていたり穴が開いている場合もあります。安全に利用できるかどうかは個人の実力によっても異なり、使用するかどうかは自分で判断しなければなりません。怪我は自己責任です。
初心者はリップとテーブルの高さが同じであるテーブルトップのキッカーを利用すると、着地がランディングに届かずテーブルに落ちても衝撃が少ないのでおすすめです。
スノボのキッカーに入る前には必ず確認
治る怪我ではなく後遺症が残るような怪我をしてしまうと一生に影響する事態になってしまいます。
キッカーを前にして怖いと感じるようであれば無理をする必要はありません。
最初は誰でも怖いものです。まずはよくキッカーを観察して滑っている人を観察してキッカーでジャンプをしないでそのまま滑ってみて、少しずつジャンプをしてみるのも良いでしょう。そのように下準備を充分にしてもまだ恐怖心が強い場合には、もっと先に延ばすと良いでしょう。
また、キッカーの状態は積雪や温度で日によって、時間によって変化します。必ず滑る直前に確認するようにしましょう。