ボウリングピンやボールの素材、規格についてなどをご紹介

毎日たくさん倒されるボウリングのピン!壊れないのかな?丈夫なピンの素材は何?と、気になることありませんか?

ボウリングのピンの素材は木です。ではなぜ割れないのかが知りたいですよね。それは硬い木を使用しているからです。

またボウリングといえばピンと同じように重要なのがボールです。そこでボールの素材についても調べてみました。素材の他にも倒れにくい理由やピンの規格についてもご紹介をしていきます。

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ボウリングのピンの素材は何?材質について

ボウリングのピンはボールで倒すととてもいい音がして爽快な気分になるものです。

素材は「木」

「カンッ!」というあの音を聞くとプラスチックなどの人工的に作られた素材なのかと思ってしまいますが、実はボウリングで使われているピンは木材から作られているのです。

ハードメイプル

日本では福島県より南の地方ならなじみのあるカエデの仲間が使われているのです。

この木材は住宅の建材にも使われるほど丈夫で頑丈な素材で、ゴルフボールもハードメイプルから作られています。

ハードメイプルは重く、硬いので衝撃に対してとても強い

住宅の建材や家具、運動器具の材料にもなりますし、ボウリングのレーンにも使われています。
楽器にも使われますし、バットの素材としても有名というところからも楓の材質の強さを窺い(うかがい)知ることができます。

ボウリングのように重たい球がぶつかって飛ばされても大丈夫な強度は、このハードメイプルという材質だからこそ実現できるのです。

ピンを形成する時には木から直接あの形に削っているのではなく、いくつかの木の部品を貼り合わせてあの形にしています。

ボウリングのピンのコーティング素材

ボウリングの素材は分かりましたが、木材だけではボウリングのピンのように真っ白つやつやのピカピカにはなりません。

ピンはウレタンやプラスチックなどのコーディングが施されている

なので、ただの木の素材だけでは出ない光沢があり、色も真っ白になっています。
ピンの色が白いのもそのコーティングによるもので、ピンの印字もこのコーティングの段階で付けられるものです。

ピン自体も厳しい規格をクリアしたものが使われています

高さや重さはもちろんなのですが、あの形状も底から何センチの部分でくびれるように、底の部分は円周まできちんと定められています。

更にボウリングのゲームではピンは10本で一セットで使われます。

重さも一本一本定められているほか、ピンの重さを微妙に調整する場合のそれぞれのピンの重さの差もきちんと規定されているのです。

普段何気なく遊んでいるボウリングですが、この規定はどこのボウリング場でも同じものとなっておりますので、どこで遊んでも同じようにゲームが楽しめるのです。

ボウリングのピンよりも重要?ボールの素材について

ピンに厳しい規格があるならばボールにも厳しい規格があります。

ボールはゲームをする側が選ぶことができますが、ボールが作られるときの規格とはどのようなものでしょうか。

ボウリングのボールは金属が混ざっていてはいけない

主な素材としては1980年代以前はゴムで作られる事が多かったのですが、1980年代以降はやウレタンが主流となっているものが多いです。

大きさも一見同じように見えますが、直径や重さはもちろん、円周までしっかりと決められています。

ボウリングのボールは指を入れる穴を開けないといけないため、重心がずれています

この重心は微妙に変える事でボールの転がり方が変わりますので、自分専用のボールをオーダーメイドする事もできますがそういった時にも規格から外れないように調整します。

ちなみに現在国内でのボウリングのボールを製造している会社は一社しかありませんが、ボウリング場に置いてあるボールも、自分で専用のマイボールもこの規格の中で作られているのです。

ボウリングのピンが倒れにくい理由、音にも秘密が隠されている

木でできたピンを重たい球に勢いを付けて倒すのになかなか倒れないのがボウリングですが、ピンが倒れない秘密はピンの重心にあります。

ピンの重心はピンの一番太い所にある

重量がかかる部分は、下の方にありますので、ボールがちょっと当たったくらいでは倒れず、しっかり当てる必要が出てくるのです。

ピンの重さはおよそ1.6㎏、10本集まると16㎏ほどの重さになります

これをおよそ7㎏のボールで倒すのですから、ちょっとやそっとでは倒すのは難しいということになります。

ピンの形や、重さなどの絶妙なバランスによってなかなかピンが倒れづらくなっています。

ピンは木材、天然素材

天然の素材は生産する時に人間が全てを管理する事に限界があり全てが均一にはなっておらず、それだけでは重さを全て均一にすることができません。

重さをなるべく均一にするために、内部に穴を開けて重さに差ができる事をできるだけ抑えています。

ピンの素材である楓の硬さとこの空洞があるので、ピン同士がぶつかった時やボールが当たった時にいい音が鳴るのです。

ボウリングのピンを沢山倒すコツ

ボウリングにおいて、たくさんのピンを倒したい場合には、重いボールを使うとたくさん倒すことができます。

しかし、闇雲にボールの重さだけを重くしてもピンをたくさん倒せるわけではありません。

ピンをたくさん倒すにはコントロールが必要

コントロールをするには、全力で投げるよりも少し余力を余して投げる事でコントロールしやすくすることができます。

ボール選びがとても重要

  1. ボールを選ぶ時には、利き腕を使って片手でボールを持ちます。
  2. ボールを持った手は、球を構えるような感じに上に上げてくださいね。
  3. そして、利き腕と反対の足で片足立ちをしてみましょう。

この時にふらふらとふらついてしまうならば、そのボールは重すぎるという事になります。

投げる前に構えてみて、実際に投げてみてその間にバランスが崩れてしまうような事がある場合にもボールが合っていないという事になりますので、少し軽めのボールを選んでみましょう。

ボールが重たすぎると実力を発揮できない場合もある

あくまでも自分に合ったボールを選ぶことが大切です。

重たいボールを使うとピンもたくさん倒れる事は冒頭にも説明しましたが、重たいボールを使いたい場合には、体を鍛えるなどして、重さに体を慣らすというところから始めましょう。

ボウリングは単純な動きが多いのであまりピンときませんが、全身運動です。

体を鍛える事でピンを倒す事ができる可能性を広げることができます。
しかし、無理な負荷をかけてしまうと逆に体を壊してしまう事もありますので、徐々に体を慣らしていくという感覚で始めましょう。