卓球にはサーブのルールがいくつかありますが、ダブルスの場合は「対角線上に必ずサーブを出す」というのが決まりとなっています。
他にも細かいルールはありますが、対角線上に出すことを意識することが一番重要です。卓球の試合をする際は、サーブルールについてよく理解し、ラリーが途中で中断しないよう心がけましょう。
一度覚えてしまえば、後は身体が覚えて自然に動くものです。
頑張って練習しましょう!
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卓球ダブルスの特徴的なサーブのルールは、対角線上に出すこと
卓球のルールでシングルスにはないダブルスだけの特徴的なルールがあり、サーブを打つ時には対角線の相手のコートに打ち込まなければならないと決められています。
シングルスの試合では相手側のどの範囲に打つかは決まっていないのでサーブを打ち込む場所も重要な戦術のひとつですが、ダブルスではサーブを打ち込んでいい範囲が限られているので、範囲内に確実に打ち込むことが重要になります。
卓球台は横半分に区切るようにネットが設けられ、さらに縦半分に区切るように白線が引かれて分けられています。
戦術で狭い範囲のギリギリを狙ってサーブを打つと白線の上でバウンドさせてしまうことがありますが、白線の上であれば範囲内と認められているのでそのまま試合を続行します。
卓球ダブルスのサーブのルールである、対角線上に向かって打つをしないと失点になる
この他にもサーブでは細かいルールが設けられているので、全て守らなければ相手に得点を与えてしまいます。
サーブを打つ前にボールを手のひらに乗せて、一度止めて一呼吸おきます。
ボールを乗せた手は指を曲げたりボールを握ったりはせずに、しっかりと手を開いて指を伸ばした状態にしなければなりません。
サーブを打つときのボールのトスは16センチ以上の高さまでボールを上げて上に飛ばし、飛び上がったボールが上がりきって落ちてきたボールを打ち込みます。
サーブで打ったボールはまず、自分のコート内で1バウンドさせてから斜め前の相手のコートに入らなければならないので、バウンドせずに相手側に打ち込んではいけません。
対角線以外にもある卓球ダブルスのサーブのルール
ダブルスのサーブにおける特徴的なルールは、対角線上に打つことだけではありません。
シングルスより人数が多いのでサーブ権の交代の進め方も、ルールで決められています。
また、相手にサーブ権があるときにレシーバー役だった方の人が次のサーブを行います。
- サーブ権が自分のチームで、自分がサーブを2本打ちます。
- サーブ権が相手チームに移り、先ほどレシーブ役だった相手チームの選手が次のサーブを打ち、自分とペアの選手がレシーブをします。
- 相手チームの2本サーブが終わって自分のチームにサーブ権が移ったら、先ほどレシーブをしていたペアの選手がサーブを行ことになります。
この順番で繰り返され試合が行われます。
卓球ダブルスはサーブのルールが複雑!サーブの順番を間違ってしまった場合は
サーブの順番の入れ替わり方は、初心者にはややこしく間違えやすくなっています。
ペアの選手がレシーブ役の時に、初心者の選手が間違ってレシーブをしてしまうことがよくあります。
順番を間違えてしまった時には、すぐに試合を中断し申告しなければなりません。
この時、相手に得点を与えることになってしまいますが、落ち着いて対処すれば問題ありません。
試合が進んだ後に間違えに気付いた時にも、気付いた時に速やかに申告しましょう。
気付く前の得点はそのまま有効になりますから、落ち着いて対処すれば問題ありません。
サーブの順番をもとに戻して、試合が再開されます。
スポーツマンシップに則って、冷静に対処することが大切です。
卓球のラケットとラバーにもルールがある
卓球の試合で使う道具はどれでもいいわけではなく、公式戦で使うことが許されている道具は日本卓球協会の公認を得られたJTTAAマークの刻印があるものに限られています。
ラケットとラバーのルール
卓球のラケットとラバーは何を使っても問題ないのでしょうか。
実はラケットとラバーにも規格やルールが定められています。
テレビで世界大会を見ていると、試合前に相手選手とラケットを交換してチェックし合っていますよね。
相手選手がルール違反を犯していないか、自分の目で確かめることができます。
部活動などの大会で強い選手と当たった時には、相手がどんなラバーを使っているのか参考にするのもいいでしょう。
日本国内での公式試合で使用するラケットは、日本卓球協会の公認マークである「JTTAA」の刻印が入ったもののみ使用することができます。
また、ラバーは表と裏を違う色にしなければならず、1983年に赤と黒にするように定められています。
今後、2020年の東京オリンピックの後にラバーの色の自由化がされる予定です。
片面は黒で、もう片面の色が自由化されます。
ラバーを貼りつける接着剤や接着シートも禁止されているものがあるので注意が必要です。
卓球選手は予備のラケットも持ち歩いていますが、試合前に相手とルール違反がないか確認し合ったラケットを試合中に交換することは許されていません。
試合が続行できなくなってしまうほどラケットが破損してしまった場合にだけ交換が認められています。
ボールの規格
ボールもサイズや色などが定められており、重さは2.7g、直径が40㎜で白かオレンジで光沢のないものと決まっているので、規格に合ったボールを使用しなければなりません。