卓球でラリーを行う場合はルールがあります。
ただラリーといっても、練習で行うラリーもあれば試合前に行うラリー、試合中でのラリーもあるため、それぞれに応じたルールを守る必要があります。
それぞれラリーを行う意味合いが違うので注意しましょう。
どのスポーツにも言えることですが、ルールやマナーを守ることはとても大切なことです。相手に不快な思いをさせないためにも、ラリーのルールについて知っておきましょう。
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卓球ラリーのルール、練習でラリーを行う時のポイント
サーブのボールう打ち返すレシーブの後に、お互いに交互にボールを打ち返すことをラリーといいます。
練習でのラリーにもいくつかポイントがあります。
まずは練習でのラリーを見ていきましょう。
相手が動かなくても取れるくらいのボールを打つように心がけます。また、フォアの時はフォア、バックの時はバックと決めて打ち合うようにします。
初心者のうちに基本であるフォアのラリーとバックのラリーをしっかりと練習し、相手のボールを取りやすく打ち返しやすい自分なりの角度を習得しましょう。
卓球の試合前に行うラリーには暗黙のルールがある
試合前にはウォーミングアップのラリーが行われます。
基本的にはどちらかがラストと声掛けするまで行われます。
試合前のウォーミングアップでも自分勝手なスマッシュなどを打たないように相手を思いやる気持ちが大切です。
また、気温や湿度によっても弾み方や回転のかかり方が変わってくるので、この試合前のラリーでボールを打つ感覚を確認しましょう。
また、会場の雰囲気や大きさ、照明によってボールの見え方が変わってくるので、この時に確認します。
卓球はラリー中にもルールがあるので注意
何気なくラリーが続いているように見えますが、ラリー中にもいくつかのルールがあります。
打ったボールがネットや支柱に当たっても相手のコートに入れば「ネットイン」となり、そのまま続行します。
ただし、サーブボールがネットインした場合は、カウントされずにサーブのやり直しとなります。
打ったボールが卓球台の角やふちに当たった場合「エッジボール」といい、有効とカウントされます。
しかし、卓球台の側面に当たった場合は無効と判定されるので、カウントされません。
また、ラリーの最中にラケットを持っていないほうの手首から先が卓球台に触れてはいけません。
体が触れることは許されていますが、手は触れてはいけないので注意しましょう。
ネットや支柱に体の一部やラケットが触れることも許されていないので、注意しましょう。
お互い一歩も譲らずラリーが続いたことによってできた「時間ルール」
選手のレベルが同じくらいでなかなかラリーに決着がつかない場合、長時間のラリーとなってしまいます。
世界レベルの選手たちは日頃の練習で体力も集中力も鍛えられているため、過去の世界選手権でいつまでもラリーが終わらなかったことが実際にありました。
その選手たちは1時間以上もラリーが続いたそうです。
長くラリーが続いてしまうとその後の試合の進行が大幅に遅れてしまうので、長すぎるラリーにならないように「促進ルール」というルールが設定されていて、ラリーの時間が10分を超えてきても1ゲームの合計得点が18点未満だった場合に適用されます。
通常は2本交代でサーブ権が移動しますが、促進ルールが適用された時には1本でサーブ権の交代が行われます。
卓球のラリーが上手く続かない原因と対処法
卓球初心者ではラリーがなかなか続かないことがありますが、原因と対処法を考えることで改善できます。
まずはラリーの時のラケットの角度を見てみましょう。
初心者の多くは、ラケットの角度が良くないためにラリーが続きにくくなっています。
ネットにかかってしまうことが多い場合はラケットの角度を少し上に、反対にオーバーしてしまう時はラケットの角度を少し下にするように意識してみましょう。
基本のラケットの角度や感覚がつかめてくると、ラリーが続くようになります。
また、ラリーでは適切な高さでボールを打ち返すことが大切になります。
打ち返す時の打球点が低くなったり高くなったりすることでラケットの角度が狂ってしまい、ラリーが続きにくくなってしまいます。
ちょうどいい打球点で打ち返せるようにフットワークをしっかり使いましょう。
他にも初心者がラリーをうまく続けられない原因は、相手が打ったボールがしっかり自分の手元に来る前に自分からボールに近づいて行って無理に打ち返そうとしてしまうことです。
自分からボールに向かって行ってしまうと打球点とラケットの角度が狂ってしまうので打ち返すことができずにラリーが途切れてしまうので、しっかりとラリーの基本を思い浮かべながらラリーの練習に臨みましょう。
強いボールを打つ必要はないので、あくまでも練習の為に相手が打ちやすいところをめがけて打ってあげるように意識することが大切です。