テニスのグリップテープの種類と特徴。自分に合う上手な選び方

テニスを始めたばかりだと、グリップテープの種類の多さに驚く方も多いと思います。初心者だと、その違いもよくわかりません。
そこで、テニスのグリップテープの種類や選び方についてご紹介します。

それぞれの特徴を理解して、自分に合ったグリップテープを探しましょう。
また、グリップテープの基本の巻き方もご紹介していきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

テニス初心者でも上達する方法について知りたい

テニスを軽く趣味で始めようと思っていても、だんだん面白くなり、もっと上達したいと思う場合もあります。...

ダブルスの試合で勝ちたいときのテニスの練習方法を解説

テニスのダブルスの試合は、二人がコンビを組んで行う試合です。試合に勝つために、なにか良い練習方法はな...

テニスの点数とは?ポイントルールについて紹介します

テニスの点数にはどのようなルールがあるのでしょうか?15の次は30なのに、30の次は45ではなく40...

ボレーが出来るようになりたい!テニスのボレーのコツやポイント

テニスのボレーをするときにはどのようなコツがいるのでしょうか?苦手意識からあまりボレーをしない、練習...

ダブルステニスの戦術とは?前衛と後衛の動き方を紹介します

ダブルステニスに必要なものは、スキルと戦術です。ではどのような戦術が必要なのでしょうか?戦術...

テニスの練習メニュー【ダブルス】でオススメなのはコチラ

ダブルステニスの練習メニューはどのようなことに力を入れたらいいのでしょうか?ダブルスの練習で...

初心者のためのテニスラケットのグリップサイズと選び方を解説

テニススクールに通うとなるとまずはラケット選びから始まりますが、グリップサイズをどのようにして決めれ...

テニスのプロネーションの練習方法、打ち方のポイントをご紹介

テニスのプロネーションが身に付く練習方法を探していませんか?同じサーブでも、プロネーションをつか...

ソフトテニスラケットの選び方とは?前衛後衛違いを紹介します

ソフトテニスのラケットはどのように選べばいいのでしょうか?前衛後衛違いにはどんなものがあるのでしょう...

ソフトテニスのラケット、後衛の場合の選び方とポイント

ソフトテニスのラケットには種類がありますが、ポジションが後衛の場合はどのようなラケットを選ぶべきなの...

テニスのプロネーション。コツは手首にあり!

テニスの上達に欠かせないのが『プロネーション』コツはやっぱり『手首をひねる角度』でしょう。...

テニスのグリップサイズ(男性)はどのくらい?選び方について

男性の場合、テニスのグリップサイズはどのくらいのものが適しているのでしょうか?テニスの上達には自分に...

ダブルステニスの前衛のポジションや動き方を紹介します

ダブルステニスの前衛はどのような動きをしたらいいのでしょうか?コーチの言っていることをしているのに?...

スポンサーリンク

テニスのグリップテープ、アンダーグリップの種類について

テニスに使う道具の中でもとくに重要なものは、やはりラケットです。

市販のテニスラケットには、ラケット自体の重さや厚さ、ボールを打つ面のサイズなどに違いがありますが、初心者の方がラケットを選ぶうえでは、グリップの握り心地を重要視する方も多いかと思います。

テニスラケットの握り心地を左右するのが、グリップテープです。

2種類あるグリップテープのうち、購入時から巻かれているテープはアンダーグリップと呼ばれています。

アンダーグリップとは

テニスラケットのグリップに直接巻いて使うアンダーグリップは、直に手で触れるものではないため、一度巻いたらめったに貼り替えることはありませんので、ラケットを購入した時のまま巻き替えたことがないという学生さんも多いかと思います。

  • 国内で販売されているテニスラケットの多くは、「クッション系」と呼ばれるアンダーテープが採用されており、こちらには、打球時に手に伝わる衝撃を緩和してくれる素材が使われています。
  • これに対して、ボールを打った時の細かい感触の違いが伝わりやすいのが「レザー系」と呼ばれるアンダーテープです。こちらは、ラケットの中央で正確にボールを当てられたかどうかがわかりやすいため、あえてこちらのタイプを選ぶ人も少なくないようです。
プロのテニスプレイヤーや、テニスを競技として長年続けている人にとってはおなじみのアンダーテープですが、こちらも好みに応じて種類を使い分けることになります。

テニスのグリップテープ、オーバーグリップにも種類がある

テニスを始めて間もない方にとっては、グリップテープが2種類存在するということすら、ご存じない方が多いのかもしれません。はじめからテニスラケットに巻かれているアンダーグリップよりも、上から自分で巻いて使うオーバーグリップの方が、よりメジャーな存在であるとも言えるでしょう。

オーバーグリップとは

オーバーグリップと呼ばれるグリップテープも、大きくわけて2種類あり、それぞれ「ウェット系」「ドライ系」と呼ばれています。

ウェット系は、主に手のひらに汗をかきにくい人が使います。ウェット系のオーバーグリップを巻くことで、テニスラケットを握った際に手にグリップが吸い付くような握り心地が感じられ、ラケットとの一体感が生まれます。

一方、プレー中に手のひらに汗をかきやすい人は、ドライ系が適しています。こちらは手の汗をグリップテープが吸ってくれることによって、サラリとした感触を維持することができるため、汗でグリップが滑ってしまうという問題を解決できます。
ただし、汗を吸ったままにしておくことはできないので、どうしても使ううちに自分でグリップテープを巻き直す頻度は高くなります。

テニスのグリップテープのサイズの種類

テニスラケットに自分でグリップテープを巻く際には、市販のオーバーグリップから選ぶことになります。さきほど、オーバーグリップはウェット系とドライ系の2種類あるということに触れましたが、他にもグリップテープを選ぶ際のポイントとしては、テープの厚さや幅の違いがあります。

グリップテープは厚さで選ぼう

アンダーグリップの上からオーバーグリップを巻く理由としては、グリップを握った時に感触を良くするためということの他にも、自分の手に合ったグリップサイズに調節するという目的があります。市販のテニスラケットのグリップサイズは、一番細い1から最も太い4まであり、それぞれの手の大きさに合わせて選ぶことになります。

ここにオーバーグリップを巻きつけて自分好みのラケットにするわけですが、もしも使っているうちにグリップが細すぎて使いにくいと感じた場合は、厚手タイプのグリップテープを巻くことで、適切な太さにすることができます。

グリップテープの平均的な厚さは約0.6ミリですが、0.4ミリ以下であれば薄手、0.7ミリ以上あれば厚手と判断されます。厚手のグリップテープを巻くことによって効果的にグリップを太くできる反面、握り心地が大きく変わってしまうため、細いグリップに慣れてしまった人にとっては、はじめのうちは違和感を感じてしまうのは仕方のないことでしょう。

グリップテープを選ぶ基準を考えてみる

ここで簡単に、テニスラケットに巻くグリップテープを選ぶ際の基準について、基本的な考え方を挙げてみたいと思います。

自分に合うグリップテープを選ぶには

  • グリップを握った感触
  • プレースタイルに合わせて
  • 手汗のかき方
  • 経験値によってテープを変える

テニスラケットを握った際に、ラケット本来の硬さを感じたい場合はレザー系のアンダーグリップを、硬さのない握りやすさを重視するのならクッション系がおすすめです。また、ボールを打った際の衝撃をダイレクトに感じたい場合もレザー系を選ぶと良いでしょう。
こちらはテニスを続けるうちに、ラケットを買い換える際の基準となります。

手汗の影響が少ない人はウェット系、逆に手汗の多い人はドライ系のオーバーグリップを選ぶことで、汗でグリップが滑るのを防ぐことができます。

テニスが上達するうちに自分のプレースタイルが確立する頃になると、アンダーグリップにもこだわる人が増えて来ますが、こちらは自分で貼り替えることが難しいため、スポーツショップなどに依頼して巻き直してもらうことになります。

グリップテープの基本の巻き方

グリップテープを自分で巻き直す際に、いつもと同じテープだからと適当に巻いてしまうと、握った時の感触が微妙に変わってしまうことによって、プレーにも影響が出る可能性があります。これを防ぐには、常に一定の巻き方を心がける必要があります。

グリップテープは毎回同じ巻き方にしましょう

グリップテープは、テニスラケットの一番下の部分から巻き始めます。一度ここと決めたら、以降は毎回同じ位置からスタートしましょう。グリップテープを巻く際は適度にテープを引っ張りながら巻いていくわけですが、はじめから最後まで同じくらいの力で引っ張りながら巻きます。
2周目からのテープが重なるところは、テープ幅を同じくらいに保つことで、グリップの太さを均一にすることができます。

これらのポイントを守ることで、いつでも握った感触を同じようにすることができますので、グリップテープの選び方とともに、こちらも合わせて参考にされてみてくださいね。