ソフトテニスラケットの選び方とは?前衛後衛違いを紹介します

ソフトテニスのラケットはどのように選べばいいのでしょうか?前衛後衛違いにはどんなものがあるのでしょう。

前衛の人後衛の人がラケットを選ぶときには、面積やグリップ、重量などをチェックするといいでしょう。前衛後衛の違いからラケットを選ぶことも大切ですが、プレイスタイルから決めることも必要となります。

前衛、後衛それぞれの特徴や選び方を紹介します。

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前衛後衛違いはどこ?ソフトテニスのラケットについて

ソフトテニスのポジションは、「前衛」と「後衛」に分かれています。
前衛と後衛によってラケット選びにポイントがありますが、まずはなぜラケット選びに違いが出るのかを、前衛後衛の役割の違いからみていきましょう。

前衛後衛違いがあるソフトテニス

前衛はネット際でプレーをし、後衛同士のラリーの隙きを見てボレーやスマッシュなどで攻撃をします。
いかにボレーやスマッシュを決められるかによって得点に左右されますので、このような攻撃がしやすい重心のラケット選びが必要になってきます。

後衛は、ラインの位置で相手側の後衛と激しいラリーを繰り広げます。
前衛がスマッシュやボレーを決めてくれれば良いですが、そうでない場合には、ラインギリギリの位置や相手の逆をついて、鋭い打球を打ち返してポイントを取らなければいけないので、ラケットには相手の打球に負けない強さと、ボールを正しい位置に出せるコントロール性が求められます。

前衛と後衛でそれぞれ役割に違いがあるので、前衛向きのラケット、後衛向きのラケット…のように、使いやすいラケットが異なるのは当然のことです。
テニス初心者は、ポジションが決まるまでに時間がかかるかもしれませんが、自分のポジションが確定したら、それに合ったラケット選びをしていくことをおすすめします。

前衛後衛違いがあるソフトテニスのラケット

ソフトテニスのラケットには、前衛後衛の違いがない、オールラウンド用のラケットというものも存在し、私は長いこと、このオールラウンド用のラケットを使用してソフトテニスをしていました。
高校でソフトテニスを始めた私は、ポジションが決まるまでに前衛と後衛を何度も行き来しましたし、一度ポジションが決まっても、ペア替えによってまたポジションが変わってしまったりしたため、ソフトテニスを長年やっている知人から「オールラウンド用にした方が良い!」とアドバイスを受けてのことでした。
ソフトテニスを始めたばかりの初心者は、一緒にペアを組む相手や実践での成績によってポジションが何度も変わる可能性があるため、安易に専用のラケットを購入すると痛い出費になることがあります。

技術もまだ十分ではありませんし、ラケットの違いによってプレイに大きく違いがでるほどのことはありませんから、ポジションが安定するまでは、オールラウンド用のラケットを使うことをおすすめします。

ある程度ポジションが確定して、自分でもそのポジションを続けていく自信がついてきたら専用のラケットに以降していくと良いでしょう。

「前衛用」のラケットは、ボレーやスマッシュなどが決めやすいように、重心がグリップ側にある、操作性重視のものになります。後衛用のものに比べると軽く、安定したボレーが打てるように、フレームは大きめになっています。

「後衛用」のラケットは、スピードのある重いボールを打ち返せるように、ラケットが重く造られているだけでなく、重心をラケットの先端側にすることで、遠心力を使って打球を飛ばしやすく工夫されています。

重さやフレームの面積、重心などに違いが出てくるので、ポジションが決まれば専用のものを使ったほうがやはりプレイがしやすいでしょう。
初心者を卒業したら、ポジションに合ったラケットを選んでみてくださいね。

ソフトテニスのラケットは前衛後衛違いを確認しましょう

初心者がソフトテニスのラケットを購入する場合には、自分の判断だけでラケット選びをしないことが大切です。

前衛ラケットは、

  • フレームが大きめ
  • 軽い
  • グリップが太い
  • 重心はグリップ側

後衛ラケットは、

  • フレームは小さめ
  • 重い
  • グリップは細め
  • 重心はラケットの先端側

といった違いがありますが、初心者には見極めが難しいです。

いろいろなラケットを手に取るうちに、どれが前衛用でどれが後衛用なのか、わけがわからなくなってくることもあるので、ラケットを購入するときには、スポーツ用品店のスタッフの中でも、ソフトテニスの知識があるスタッフに直接尋ねるか、ソフトテニスの経験が豊富な家族や友人に同行してもらうかなどして、正しい情報の中でラケット選びができるようにしましょう。

メーカーによって特徴も違いますので、自分のポジションだけでラケットを選ぶというのは難しいです。
他にもラケット選びに必要な要素がありますので、次の見出しを確認していきましょう。

前衛後衛違いと共にプレイによっても選ぶポイントがあります

前衛後衛でポジションが分かれるといっても、プレイの内容によっては、後衛の人が前衛に出てボレーを決めなくてはいけない場面もありますし、前衛の人が後ろに回ってラリーをしなければいけない場合もあります。
一緒にペアを組む相手によって、プレイのスタイルも変わってきますので、ラケットを選ぶときには、プレイ方法も重要視していきましょう。

初心者の場合には、前衛後衛のポジションに関わらず、面は大きいものを選ぶのが良いかもしれません。

面が小さいラケットの場合には、そもそもボールが面に当たらなくては意味がないので、小さめの面にすることでコントロール性が低くなってしまうことも考えられるからです。また、十分な力が付いていない状態では、ラケットを振り遅れることも多くなりますので、重量が重いものよりも、軽いもの、硬いラケットよりは柔らかいラケットの方が初心者向きになります。
グリップも同様で、なによりも握りやすいことが大切になりますので、初心者の場合にはあまり前衛後衛の違いを意識しすぎない方が良いでしょう。

ラケット選びにこだわるのは、上級者が楽しめることでもあります。
自分の実力を発揮するためには、まずはプレイの実力に合ったラケット選びが大切だということです。

ソフトテニスのラケット選びは使いやすさも重要

ソフトテニスが上達してくると、自分のプレイの特性も見えてくると思います。

ボレーが得意な前衛は、ボレーが決まりやすいラケットを選べば良いでしょうし、安定してラケットを振れる後衛ならば、面の小さいラケットに変えることで、速くて重い打球を打てるようになるでしょう。

この他にも、

  • パワーが足りない人は軽くて柔らかいラケットを選ぶ
  • 手の大きさに合わせてグリップの太さを調整する
  • ボレーの安定性が出てきたら、長いラケットにして守備範囲を広げる
  • 1本シャフトに変えて、鋭いラリーを返す

など、自分の得意不得意によっても、ラケットを変えることができます。
得意を活かすラケット、不得意をカバーするラケットなど、選び方次第で自由自在になりますので、自分の特性がわかってきたら、合わせてお店の人に相談しながらラケット選びをしていきましょう。

使いやすいラケットに出会えると、プレーにキレがでます。
初心者でまだまだソフトテニスのことがわからないという人も、続けていくうちに必ず上達していきますので、ラケット選びを楽しめるプレイヤーになるまで、練習を続けてみてくださいね。