ソフトテニスのラケットには種類がありますが、ポジションが後衛の場合はどのようなラケットを選ぶべきなのか迷ってしまうことがあります。
ソフトテニスのラケットは大きく分けて、1本シャフトと2本シャフトの2種類があります。
基本的には1本シャフトの方が後衛用とされていますが、果たして本当に1本シャフトのラケットで問題ないのでしょうか。
ソフトテニスの後衛のラケットの選び方について詳しく解説します。
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ソフトテニス後衛が選ぶべきラケットの特徴
以前はラケットのシャフトが1本のものは強い玉を打てるので後衛向きであり、安定性の良い2本シャフトは多様なプレーを必要とする前衛に向いていると言われていました。
しかし、1本シャフトを使いこなすには高い技術が必要であるのに加えてルールも変わってきて、前衛も後衛も2本シャフトを使用する場合が多くなっています。
近年ではラケットの重心の位置で選び分けられています
ラケットの重心が先にある場合には先端が重たいために、振り子の原理でサーブやストロークなどの際に威力のあるボールを打つことができます。
しかし、先が重たいので細やかな動きを俊敏に行うのには適しません。
重心がグリップ側にあるラケットではサーブやストロークでは威力のあるボールを打ちづらく、軽くなってしまいます。
しかし、細やかで俊敏な動きをするのには適しています。
ソフトテニスの後衛は、1本シャフトと2本シャフトのどちらのラケットにするべきか
1本シャフトのラケットは正確な場所でボールを捕らえて打つことができると強い威力が伝わり、重たいボールを打つことができます。
しかし、ボールをとらえる場所がずれるとボールのコントロールは難しくなります。
また、シャフトが1本なので安定性が悪く、強いグリップ力が必要です。
1本シャフトのラケットは初心者には向きません
2本シャフトのラケットは1本シャフトのラケットで的確にボールをとらえた場合のような威力はありません。
前衛と後衛の役割が明確に分かれていた頃は威力の強いボールを打てる1本シャフトは後衛が、ネット際でのプレーが中心となる前衛では安定性のある2本シャフトがよいとされていました。
しかし、ルールが変わり前衛と後衛のプレーが多岐に渡るようになってからはどの様なボールも安定して扱いやすい2本シャフトのラケットが多用されるようになりました。
ソフトテニス後衛が使いたい1本シャフトラケットのメリットとデメリット
1本シャフトのラケットはしっかりとボールをとらえることができると球威が強くなり、いわゆる「重たいボール」を打つことができます。1本シャフトのラケットをさっそうと使いこなしているととても格好良いものです。
しかし、使いこなせるようになるにはかなりの技術が必要となります。
1本シャフトのラケットは的確な場所以外に当たるとボールのコントロールが非常に難しい
ラケット面の中心からずれた位置にボールが当たると、ボールの威力に負けてラケットが回ってしまい、ボールを打ち出す角度が狙った方向とは違う方向になってしまいます。かなりのグリップ力がある多少はカバーする事も可能ですが、初心者や女性では難しいでしょう。
ソフトテニスのラケットの選び方、面の大きさでは
ラケットはガットが貼られた部分の面積が広大きいほどボールが当たりやすくなり、ボールもよく弾みます。
ガットが貼られた部分の面積が小さいとボールをとらえる面積が小さくなり、その分ボールを打つのが難しくなります。
また、ガットの辺が短くなる分ボールが弾まなくなるので、ボールを打つ時に力が必要になります。
しかし、面が小さいと操作性が空気抵抗が少ない分振りも早くなるので、正確に操作できて力のあるプレーヤーに向いています。
ソフトテニス初心者がラケットを選ぶ時のポイント
初心者のうちは、ラケットは2本シャフトで面が大きいものを選ぶとよいでしょう。
ラケットは素材も重要
ソフトテニスのラケットではアルミ製とカーボン製のものをよく見かけます。
アルミ製はカーボン製よりも重たいのですが丈夫で長持ち、価格も安くなります。
カーボン製は軽くて扱いやすく、ボールの飛びがアルミ製よりもよくなります。ただし、強い衝撃で割れてしまうことがあります。価格はアルミよりも高くなります。
初心者の場合にはカーボン製がおすすめ
カーボンは強い衝撃で割れることがありますが、意図的にラケットをぶつけたりしないかぎりそうそう割れるものではありません。
ラケットが軽い方がそういった危険性が減り、操作もしやすいのでカーボン製のラケットを選んでおくと安心して快適に使用する事ができます。