ウォーキングとジョギングの違いを徹底比較、唯一同じ点はひとつ

ウォーキングとジョギングの違いは歩くと走るだけの違いでしょ?と言ってしまいがちですが、もう少し掘り下げて2つの違いを調べてみました。
違う点に注目することで、「だから消費カロリーもこんなに違うのか」と理解することもできます。
違いはいくつかありますが、唯一同じ点がひとつだけあります。それは誰もが悩み苦しむ壁でもあります。
最近注目されている「スロージョギング」も大変おすすめです。チャレンジしてみては?

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ウォーキングとジョギングの大きな違いは足の着地点

特別な道具も必要なく、若さも体力も関係なく始められる運動として「ウォーキング」は有名ですよね。

体重が増えてきたからちょっと運動しないと…という時に、楽に始められるというメリットもあります。

ウォーキングと並んで人気があるのがジョギングです。

このウォーキングとジョギングは、”歩く”と”走る”の違いだと思っていませんか?

でも、それは見た目の違いで、実はこの2つの運動には大きな違いがいくつかあります。

足の着地点が前のウォーキングと真下のジョギング

まず、大きく違うのが足の着地点です。

実際に自分で動いてみると分かりやすいのですが、「歩く」時には、どちらかの足が地面に着いていて、「走る」時には足が地面を離れる時間があるということが分かります。

さらに、足の着地点もウォーキングの方がジョギングよりも歩幅が大きくなるため、体の中心よりも前方向になります。

ジョギングはというと、蹴り出した足で進んだ体の真下に次の足が着地します。

ウォーキングとジョギングでは、このように足の着地点に大きな違いがあります。

ジョギングでは、足が地面を離れる=ジャンプする時間があるため、体に負荷が大きくかかります。

その分、ウォーキングと比べるとジョギングの方が消費カロリーが多くなるのです。

ウォーキングとジョギングとでは速さ、テンポにも違いがある

同じスタートから始めた場合、ウォーキングとジョギングでは速度に違いがあるのは明らかです。

ウォーキングは普通の速度で歩いても1分で70~80メートルのところ、ジョギングなら1分で100メートル程度が一般的な速さ

運動の速度が早いということは、つまり、運動の強度もその分高くなるということ。

消費カロリーも比例して大きくなるので、同じ運動でもウォーキングよりジョギングの方が負荷の高い運動ということです。

運動の習慣がない人にとっては、いきなりジョギングを始めるよりは、テンポがゆったりしていて運動負荷が高くないウォーキングから始めて、持続することがおすすめです。

結果ウォーキングとジョギングとでは消費カロリーにも大きな違いが

ウォーキングとジョギングは同じような運動でも運動強度が違うため、消費カロリーも違うということは一目瞭然ですね。

常にどちらかの足が地面に付いているウォーキングに対し、ジョギングではジャンプの体勢から片足で着地するため、その分自重が地面に着く足で支えることになるため、通常の3倍の負荷がかかると言われています。

体重60キロの人がジョギングをした場合3倍の180キロもの重さがかかる

よく元々体重が軽い人よりも、体重が重い人の方がジョギングを始めると体重が落ちやすいというのはそのためです。

走る速度が速くなるということはその分体にかかる負荷も高くなるということ

消費カロリーもウォーキングよりはジョギング、ジョギングよりはランニングというように高くなっていきます。

ただ、逆に言うと体に負荷がかかるということは、その分怪我のリスクも上がるということです。

ジョギングする際には、軽い運動と侮ることなく、準備をしっかり行い、体調管理することが大切です。

ウォーキングもジョギングも続けることが何よりも重要な点では同じ

”年内までには3キロ落としたい”
”同窓会までにあの服が着られるようになりたい”

様々な目標を持って、ウォーキングやジョギングといった運動を始める人も多いでしょう。

でも、「継続は力なり」ということわざもあるように、たった1回や数回ウォーキングやジョギングを行っただけで体重がみるみる落ちることはありません。

理想の体を作るためには、継続して運動を行うことが何よりも大切です。

それは、ウォーキングやジョギング、どちらの運動でも同じことが言えます。

毎日コツコツ続ける運動で理想の体づくりを

脂肪を燃焼させるためには、長い時間をかけて、脂肪が消費される「有酸素運動」を行うことはダイエット方法の中でも有名です。

この有酸素運動には、ウォーキングもジョギングも代表的な運動として含まれているので、ダイエットには効果的です。

運動は毎日続けることによって、少しずつ筋肉が作られたり、脂肪が燃焼したり、より脂肪が燃えやすい体になるため、ウォーキングやジョギングも長く続けることが重要になります。

ウォーキングよりも効果的?スロージョギングが注目されている理由

人間の体は、同じことを続けていると次第にその状況に慣れてきます。

ジョギングをしたことがある人なら経験があると思いますが、運動を始めた初日はすぐに苦しくなっていた距離も、続けるうちに難なく距離が伸ばせるようになります。

運動によって体が作られ適応したということ

そのため、ウォーキングを毎日していてもなかなか効果が感じられないという人には、ウォーキングよりもやや負荷の高い「スロージョギング」を取り入れてみることをおすすめします。

私もこの2ヶ月、週4~5回のウォーキングを日課にしていたのですが、少し物足りなく感じるようになったので、より負荷の高いと言われるスロージョギングを取り入れてみたところ、体が適度に疲れて、汗の量もウォーキングの倍くらいになりました。

スロージョギングは、ウォーキングとジョギングの中間くらいにあたる運動で、息が切れない程度にゆっくり走る運動のことです。

例えるなら、一緒に走っている隣の人と笑顔で話しながら走れるくらいのスピードが良いでしょう。普段と違う動きを取り入れてみることで、体には程よい刺激になり、消費カロリーもアップします。